【感想】ピクミン2(Wii版)

・ジャンル AIアクション

・CMを見て思ったこと
ピクミンの数が増えたのだなあ… 約束された神ゲーが発売されるなあと思った。
ゲーム性については特に変わりないように感じた。
・開発 任天堂

・実際にプレイして思ったこと
まず思ったのが、操作方法が全く変わっていないということ。
説明書を読んだ記憶がないが、快適にプレイできるシンプルさが良い。
時間制限をなくしたことで、制限時間の中でいかに効率よくクリアするかを考えるゲームから、いかに犠牲を出さずに丁寧にプレイするかを考えるゲームになった。

1が好きか2が好きかで派閥ができそうなくらい、どちらもよくできているが別のゲーム。

・良かった点

操作性については1に同じ。

ピクミンの種類、敵の数が増え、攻略する楽しみが増えた。

孤独じゃなくなった。
 →ロケット、相棒との会話が追加されたことによって生物や世界観だけでなく、キャラクターも楽しめるようになった。

BGMの完成度は相変わらずだが、さり気ない切り替えが上手い。

ピクミンがさらに頭が良くなった。
 →勝手な行動を慎むようになった。

収集するものが増えたが、そのひとつひとつに対するネーミングセンスと解説が非常に面白い。
 →我々の世界では乾電池であっても、それがオリマ―たちの視点ではどう見えているのか。確認するのが面白い。

ピクミンを掴んだまま、掴んでいるピクミンを変更できる。

チャレンジモードでは専用マップが用意され、これもまた上手く作られている。
 →余談だが、このころから任天堂の2人以上で遊ぶゲームのクオリティが高くなったように思う。

・つまらなかった点

1で特に強かった生物たちがリストラされ、続投となった生物も大部分が行動が遅くなったり隙が大きくなったりと非常に弱くなった。
→その代わりに○○ピクミンでなければ勝つことができないといった生物が増えた。


噴火口など、ギミックの破壊が可能になった。
火と水と毒に関してはピクミンが食らっても救済することが出き、面倒なだけの存在になりいざとなればごり押しもできるようになった。
 →電気に関しては即死であり、他のギミックの弱体化もあって電気を持つ敵は雑魚であっても非常に強い。

赤ピクミンが居場所をなくした。
 →赤ピクミンの良いところは火に強く攻撃良くが高いところ。しかし炎の弱体化、高火力の紫ピクミン、コッパチャッピーの登場により、いなかったとても困らない存在になってしまった。
 →オリマーによるパンチ攻撃が非常に強く、時間制限がないこともあって、ピクミンを連れてマップを歩くときには敵がもういないこともある。

敵を石化するゲキニガスプレー、ピクミンを覚醒させるゲキカラスプレーの存在
 →あまりにも便利で、せっかくのゲームバランスを崩壊させるアイテム。
 →使わなければよいだけだが、使うことが前提に作られているような敵も存在する。

運搬に紫ピクミン100匹を要するアイテムがある。また、紫ピクミンでなければ倒せない敵が非常に強い。
→紫ピクミンは入手がしづらく、100何度も同じマップに潜りノーミスでのプレイが要求される。
 →紫ピクミンでしか倒せない敵はどのマップでも時間経過で現れどこまでも追ってくる。ほんの2~3秒で100匹のピクミンを殺傷する力を持っている。


・自分であったらどう直すか
難易度を下げたために、ピクミン同士でのバランスが取れていない。
即死しない、さらに救済が可能という仕様によってピクミンの個性が死んでしまっている。
即死を再度実装するか、マップのデザインを変えることで即死しないものの救済ができない構造を作るなど。
それは3で解消されたように思う。

2016年06月28日