・ジャンル サバイバルホラーアクション
・開発 ユービーアイソフト
アサシンクリードの会社
・CMを見て思ったこと
WiiUのパッドを生かすために作られたゾンビゲームだろうか。
テレビ画面とパッドの両方を見ながらのプレイが必要になるのだろうと思った。
それは、テレビ画面には主人公視点の映像のみが表示され、UIは全てパッドに表示されていたため。
・実際にプレイして思ったこと
CMを見て思った通りのゲームであった。
ゾンビによって終わってしまった町からの脱出をリアルに演出している。
他のゲームと比べゾンビも主人公もすぐに死んでしまう。
・良かった点
WiiUのパッドを最大限生かそうというゲーム性が良い
主人公が持っているプレッパーパッドというアイテムがパッドとリンクしている。
→パッドに表示されているUIは洗練されていて、感覚的に使うことができる
→このゲームは主人公に与えられる情報が少ない。分かりやすいUIを手探りで理解していくことがプレイヤーと主人公をリンクさせている。
SEにかなりの拘りを感じる。聞いていて気持ちが良い。
悪い部分にもつながるのだが、2つの画面が離れているためパッドでアイテムを整理している間はテレビ画面(主人公の見ているもの)が把握しにくい。
→それが良い意味で焦りや緊張感を生む。主人公がアイテムを整理している姿がプレイヤーとリンクする
これも悪い部分につながるが、生体に反応するセンサーが万能ではないことが緊張感を生む。
→生体を感知するとパッドから音が出る。しかしそれはネズミのような小動物にも反応するし、逆にゾンビに対しても高低差があったりすると反応しないこともある。
難易度の高さをゲーム性でカバーしている
→難易度が高く主人公はすぐに死んでしまう。(例えばゾンビに噛みつかれた場合は即死したり、ゾンビに囲まれる状況がすぐに出来上がるなど) そして死亡した主人公は二度と生き返らず、ストーリーの進行状況を引きついだ別の人間が主人公になる。
→死亡した場合はその主人公はゾンビになり、プレイヤーは次の主人公を操作していき前の主人公のゾンビを倒すことでその前の主人公が持っていたアイテムを回収できる。
ゾンビも簡単に死ぬ
→ヘッドショットが容易な仕様なこともあって、簡単に倒すことができる
→しかし銃弾の数に限りがあり入手もしづらいので使いすぎてはいけない。近接に攻撃に関してはバッドのみで非常に性能が悪く発生も遅く威力も高くない。それゆえ囲まれたり多数を相手にしなくてはいけない状況で銃を使い、1対1の時には近接攻撃をすることが好ましい。近接攻撃は慣れても簡単ではないので緊張が絶えない。油断すると死んでしまう、そこが良い。
→ついでに言うと、武器や回復アイテムを買うことはできない。
スコープがある銃はゲームパッドを見ながら撃つ
→景色が見える中で見たいものをスコープで見る。そして銃を撃つ ということを表現している。
マップは広大だが、至る所がマンホールでつながっていて、一度発見したマンホールへはスプラトゥーンのイカジャンプのような感覚で移動できる。
状況によって主人公の攻撃モーションや喋り方が変わる。
→例えば、普段はバッドを振り下ろし「えい!」と言っているキャラクターが、ゾンビに囲まれた際には「うわあああああ!!!」と叫びながらバッドを振り回す といったような。
・つまらなかった点
DSの2画面と違って2つの画面が離れているので集中力が続かない
難易度の調整方法のひとつに、画面を必要以上に暗くして懐中電灯を使用することを強いている。
→緊張感を生む演出ととることも出来るが、あまりにも画面が暗く段差が見えず転落したり目の前に壁があるのに気が付かず前進し続けたりということが起こる。
→メタルギアソリッド3のオセロット戦とザ・ペイン戦の間の洞窟や、バイオハザード6の開幕に近い。特にバイオハザード6.
→難易度と不自由さをはき違えてはいけないと思う。
落ちているアイテムの性能は使ってみないとわからない
→特に2番目に入手できる銃は初期装備よりも性能が低く全く使い物にならない。
→罠を仕掛けることは良いがその武器の確認に貴重な銃弾を使わせるのはどうなのか。
→もう一つ言えばこの銃が入手できるエリアにはそれまでと違ったタイプのゾンビが出現し、この銃を使っていてはまず主人公は死亡する。
無線の指示が適当で、その通りに行動すると死亡してしまうことが多々ある
→「立ち止まるな、逃げろ」といった指示があったときにはその場に留まった方が良いなど。
無意味なアイテムが多い
→このゲームはアイテムの所持数にも制限があり上手くやりくりすることが必要になるが、このアイテムを捨てたらこういう場面を乗り切ることができない… といった葛藤は少なく、アイテムを入手してすぐに、あぁ、拾ってしまった捨てなくては…と思うことが多い。
→この辺りを上手く作ったのが風来のシレンシリーズだと思う。
バッドでの攻撃はゾンビのどこを殴ってもヘッドショットになる。
→足を殴っても頭が吹き飛ぶ。
・自分であったらどう直すか
難易度の高さを不自由さ理不尽さではなくゾンビの頭の良さや、硬い、素早い、遠距離攻撃をしてくるなどといった特徴、使用すべきアイテムなどに絡めて行きたい。
→例えば、所持できるアイテムが8つ 攻略に必須、またはあると便利なアイテムがゲームを進める毎に増えていき、回復アイテムや予備の弾を持っていくかどうかを悩ませるような。