テイルズオブグレイセスエフ
これはもはやユーザー目線の感想です。ご注意を。
・ジャンル 守る強さを知るRPG
・開発 ナムコ・テイルズスタジオ
・CMを見て思ったこと
櫻井孝宏氏が声を当てた主人公が、理知的だけれど熱く強い信念を持っている少年に見えて気になっていた。自分はそぅいう主人公が好き。エターニアのリッドのような。
→事前にプレイしていたシンフォニアのロイド、ジアビスのルーク、ヴェスペリアのユーリがあまり好みではなかったので、魅力を感じる主人公に惹かれた。
・実際にプレイして思ったこと
さすがはいのまた氏、キャラクターが良い。女性キャラクターがかわいい。
→ソフィ、パスカルが異常にかわいい。
→とはいえ、キャラデザは正直古臭い。個人的に、新規のユーザーを取り込むことを考えるならいのまた氏の絵は足を引っ張っているように思う。
シェリアには死んでほしかった。嫌いだからではなくシナリオ的に。
パスカルが好きすぎて、ヒューバートとくっつくことが許せない。
個人的にはエターニアの冒頭やファラエルステッドの過去や、ファンタジアの冒頭のような絶望感が欲しかった。
戦闘に関しては3Dになってから初めて面白いと思った。それもかなりの高水準で作られている。
未来への系譜編は個人的には不満。シェリアとアスベルがなぜ…。シンフォニアのようなマルチエンディングにしてほしかった。
・よかった点
人間ドラマが良い。
→子供時代を丁寧に描いていることもあり、登場人物同士の関係が変化していく様や、その変化を通じて登場人物自体が大人になっていく様が良い。
戦闘が面白い。
→デスティニーのチェインキャパ(CC)方式。敵の攻撃を避けて反撃するフェイトアンリミテッドコードのバックステップのようなアラウンドステップ。ポケモンの物理技と特殊技のようなアーツ技(A技)とバースト技(B技)を使い分けて攻撃する。
→アラウンドステップで敵の攻撃を躱し、CCが尽きるまでA技とB技を自由に組み合わせて反撃する。
→避けて攻撃する。これをテーマに戦闘パートを作った時に、今作よりも面白く作るのは難しいと思う。それくらい面白い。
キャラクターに関して。
パスカルの戦闘スタイルは新しいと思った。
→通常技がすべて遠距離攻撃、必殺技がすべて近距離攻撃になっている。
→このシリーズの、好きなキャラクターを操作して戦闘ができる仕様が好きなのだが、自分はかわいいと思った女性キャラクターを使うことになる。すると自然と術使いになってしまっていたので嬉しかった。
→パスカルの戦闘スタイルは独特で、この作品の使用には少し合っていないように感じたが…。敵の遠くでガード、通常技ボタンを連打で勝ててしまう。それに比べ主人公のアスベルは近距離で戦うので、敵の攻撃を避けてその恩恵に預かる楽しさがある。
・つまらなかった点
テイルズオブのセールスポイントであったアニメーションを交えた演出。今作はアニメーションのレベルが高くない。特にOPは。
・どう直すか
OPに関しては直されるべき。
→この後、制作会社が変わって改善された。
いのまた氏のキャラデザは良いが、絵柄まで意識する必要があるのだろうかと思うので、作風にあったタッチにする。
→3Dグラフィックに関しては何とも言えないが、アニメの制作会社が変わってからは幾分かそういう風になった気がする。
→ついでに言えば、テイルズオブシリーズの3Dのグラは質が良くないように思う。
→RPGは存在しないものをいかに存在するように思わせるかが勝負だと思うので、悪い意味でゲームっぽさが目立つグラフィックはよろしくない。
→一応言っておくけれど、筆者はいのまたさんの絵が大好きです。
個人的に、だが移動が面倒だったのでどうにかしたい。
→広大ではないにしても広いマップの移動はRPGをプレイするうえでストレスになることが良く分かった。移動することに恩恵があるアイテムや仕様があるとよいと思う。