ネタバレ注意。
・ジャンル アドベンチャーゲーム
フリーゲームである。
・CMを見て思ったこと CMなし
フリーゲーム紹介のサイトを見ていて、
・開発 夜雨どっと
RPGツクール2000で作成された
・実際にプレイして思ったこと
一人称の視点で一本道を歩いて、電気がついている部屋を見つけたら電気を消していくゲーム。
エレベーターで1階から3階までを行き来する。
・良かった点
音響にかなり気を使っている。
→一歩進むごとに気持ちの良い足音が鳴る
→BGM、足音以外のSEも高品質。
エレベーターにある張り紙が、通常時にはセクハラ禁止だったものが緊急時に強姦禁止になっていたのは良かった。
→視覚的、聴覚的な恐ろしさを含みつつ、こういった矛盾で怖がらせる仕掛けが自分は本当に好きである。
→ひぐらしのなく頃にの綿流し編のラスト、死人が出歩いていない限り説明ができない事象が起きている。といったような。
エレベーターに乗りフロアを変えれば安心と思っていると、エレベーターが止まりノックが聞こえてきたときは震えた。
・つまらなかった点
ゲームオーバーもゲームクリアもない。
→クリアは存在するのかもしれないが、電気を消すべき部屋はなくBGMも一切再生されなくなったので気持ちが切れてしまった。
電気がついている部屋が3フロアの数ある部屋の中でひとつしかない。
BGMが盛り上がってきて、そろそろ何かが起こるのではないかと思っていても何も起こらないことが多い。
→序盤のうちは緊張感から安心する。その安心に付け込んでくるのではないかと勝手にまた緊張する。しかしやはり何も起こらず安心する。
→これを繰り返しているうちに慣れてしまう。
音響に気を使っているが、霊的存在が現れたときに聞こえてくるのは足音のみ。
・自分であったらどう直すか
緊張、安堵の気持ちの波を上手く利用したゲームを作りたい。
プレイヤーが、
来るぞ…と思ったときに怖がらせる。
来るか…? あぁ、来なかったか。と安心したときに怖がらせる。
不意打ちで怖がらせる。
緊張しているうちに連続で畳みかける。など。
一人称視点で進んでいくゲームでは、ノベルゲームと違ってプレイヤーが歩かなければ怖がらせることができないので作るのが難しいのかもしれない。
アクションの入ったホラーゲームをプレイしたことがあまりないので、勉強のためにプレイしてみようと思う。